2008年3月10日月曜日

ラグリマ フランシスコ・タルレガ

「近代ギターの父」と言われる「フランシスコ・タルレガ」は、クラシックギターを語る上で欠かせない人物です。フェルナンド・ソルが活躍した19世紀中ごろはギターの黄金時代と言われていましたが、19世紀後半になるとギター文化も衰退してきます。なぜなら、前回の記事で示したように糸巻きの未発達が原因でピアノやヴァイオリンなどのメジャーな楽器には及ばなかったのです。しかし、19世紀末頃、スペインの大工「アントニオ・デ・トーレス」の手によってギターの糸巻きにギアが取り入れられたのです。そして、当時の名器ギター「トーレス」を最初に演奏で使用したとされる人物がタルレガなのです。タルレガは、スペイン中、ましてやヨーロッパ中を自らの演奏によってギターの存在、タルレガの存在を知らしめたのです。
タルレガは演奏家でありながらギター曲をたくさん作曲しています。そして、現在でもタルレガの曲は親しまれていますが、その中で、当時タルレガがギターを習う門下生のために作曲した「ラグリマ」という曲があります。
ラグリマは日本語訳で、「涙」という意味です。このラグリマは「聖母の涙」をイメージしてあると言われています。スペインは「女性崇拝、聖母崇拝」の意識が強い国だと言われています。
今回の動画紹介は「ラグリマ」です。特に気をつけて聴いていただきたい点は、3/4拍子を崩さないこと、感情表現を察知すること、メロディーをはっきり効かせること、プレリュードらしくすっきりとスマートな演奏を目指すことです。

YOUTUBE動画の中では一番良かった「ラグリマ」だと思います。聴きやすいです。

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